東芝 REGZA 55X930
プラズマテレビ故障
12月29日に、長い間使ってきたパイオニアのプラズマテレビの1系統しか無いHDMI入力が故障。D端子は生きているものの、接続するレコーダーの一台はD端子出力は装備されておらず。
色々と確認すると、地上波、BSCSなどチューナーには問題ないが、HDMIが壊れているためレコーダーで撮った番組が見れない。初めはレコーダー側の故障も疑いましたが、レコーダー2台ともダメなのでテレビと判断。そしてすでに10年以上(15年位)使っているので、買い替えを決意しました。その経緯と使った感想を少しばかり書いてみたいと思います。
しかし、この年末のタイミングで…何という間の悪さでしょうか。
仕方なく近所の家電店に行って色々と見て回るが、ここ数年進歩しているのかいないのか。4Kや8Kが出てきて、勿論進化しているのだが放送のほうがそれに追いついていない雰囲気もあります。勿論4K,8K放送はとても綺麗で、ずっとこれで見れたらと思いますが、世の中にはまだまだ4Kや8Kでの放送は少なく、放送だけで無くブルーレイにしても、まだUHDへの移行途中にあります。専用のシアターを持てる身分なら映画専用に4Kオンリーで選んでも良いが、家族みんなでいろんな番組を見ることを考えた時にどうなのか。
メーカーの販促員の方も、芝の色が…とか、特別に選別したパネルが…と教えてくれ、それはそれで間違ってはいないと思うが、やはり今世の中に多くある映像が綺麗に見れる事が大事。少なくとも自分にとっては。
液晶か有機ELか
さて、そのような視点で各メーカーのテレビを選んでいくとして、先ずは液晶なのか、有機ELにしたほうがいいのか。その点が気になります。それだけを念頭に各メーカーのテレビをチェックしていくと、以前液晶に対して持っていた不満点である動きに対する反応の鈍さは全くなくなっていることに気がつきました。倍速駆動等メーカーの様々な努力の賜物でしょう。技術の進歩ですね。ただし、残念ながら全体的に白っぽく見える点は、あまり変わっておらず、液晶の構造的なものだと感じ、その点で自分には馴染まないと感じました。
それに比べて有機ELは、そのような事もなく自然に見えました。若干高いのがネックですが、また長年使うことを考えると多少高くても・・と思ってしまいます。そして、今回も液晶とは縁が無く有機ELでいくことにしました。ちなみに…家に液晶テレビが無いわけではありません。40インチ以下の小さなテレビはもちろん液晶ですが、それを含めての今回の選択です。
4Kを重要視するか
さて、パネルは有機ELにすると決めましたが、あとは地上波やBSなど現在メインの放送を重視するか、4Kを重視するかによって見るポイントが違ってきます。
現在の放送などを4Kテレビで見ると、解像度が違うので無理に引き伸ばして見ることになります。そうなると情報量が足りないので画質が落ちますが、この足りない画素の補完処理の仕方で画質が変わってくると思います(勝手な想像ですが)。
そこを念頭に置いて店頭で各社比較すると、一番上手いなぁと思ったのが東芝のREGZA。人の顔や腕など、ノッペリとなりそうな部分も上手く表現してくれてる印象でした。これは有機ELに限ったことでは無く、同じREGZAの液晶モデル730も同様の印象でした。SONY好きの私としては、ほぼ同程度ならば贔屓目が入ってSONYを選択しまいがちですが、それでもやはりREGZAのほうがよく見えました。また同じパネルながらメーカーが選別し、10万円ほど高価なパナソニックのX2000とも隣同士で比較しましたが、やはり私の目にはREGZAがよく映りました。
ですがせっかくの4Kテレビ。4Kの画質もとても気になります。が、こちらに関しては今よりも解像度が高くどのメーカでも満足、と言うのが今の私の評価。もちろん4K映像だけで細かく比べれば色の再現性(それこそ芝の色)であったり、白つぶれの少なさであったり他の部分の比較になり、また評価が変わってくる可能性がありますが、現在の放送やソースのことを考えた場合に全体的には、REGZAがベストと言う結論になりました。
タイムシフトマシン
また、REGZA 55X930にはタイムシフトマシンが搭載されています。タイムシフトマシンの無いX830も存在するのですが、ちょうど3TBの純正HDDが実質無料というキャンペーンをやっていまして、タイムシフトに非常に興味のあった私は迷うことなく930のほうを選択しました。
私にとってタイムシフトマシンは初体験ですが、実はこれによって我が家のテレビの使い方が大きく変わってきています。録画対象は地デジだけですが、3TBのHDDで約4日間録画できます。
今、これを一番使っているのが購入前に私が一生懸命に説明しても興味を示さなかった妻や娘😅。最初は壊れて見れなかったテレビが見れるようになったと喜んでるだけでしたが、過去番組表を教えてやると、全チャンネルが録画されていることに最初はビックリしていましたがすぐに我が物顔で使い始めました。 黙って観察していると、まずテレビを付けて最初に押すのが「過去番組表」になりました。そして、次に使うのがシーン検索とみるコレ。どれも今まで我が家には無かった機能ですが、既に生活の一部になっていると言ってもよいくらいに使用頻度が高いです。
娘に至っては、もうビデオとか無くてもこれだけで十分じゃね?とか言うように。確かにX930導入によって2台のビデオはほとんど放置状態でDISK残量を気にしなくてもよくなりました☺️。なぜこれほど短期間で彼女らに受け入れられたのかと考えれば、「いつでも好きな時間に、録画操作をせずに、リモコン一つで見たい番組が見れる」からなのでは無いかと思います。確かに私も録画忘れをあまり気にしなくなりましたし、途中から見始めて気になる番組を最初から見直せるのは非常に便利です。あまり・・と言うのはBS,CSが対象外だからですが、これも予め見たい番組を予約しておけば事足ります。ちなみに、レコーダーにもタイムシフトマシン機能はありますが、一般向けに考えた時には「リモコン一つで」・・と言うところも大きなポイントだと思います。(うちは、元々学習リモコンを使っていてリモコン一つですが、ビデオ入力に切り替える必要が無いと言う意味で、リモコン一つだったら良いと言うわけでは無さそうです。)現在使っている、SONYのレコーダーと比べると、スマホからの予約ができないのがたまにキズですが、それを補う利点があります。
その他
画質音質の調整は設定メニューから細か過ぎるほど出来ますが、まだじっくりと設定し切れていません。ぱっと見では明るく白過ぎるので、明るさと色温度を下げて使用しています。また、音に関しても普通に放送を見る限りにおいてはクリアボイスという人の声が聞きやすいモードが聞きやすく、これを選択しています。
このような形で、我が家のプラズマテレビがREGZAの有機ELテレビに変わり、その周りの人の生活も少し変わりました。技術の進歩が人に与える影響ってすごいなぁ、と思います。そして、それに慣れると元には戻れないんだなぁ、と感じます。
それにしても、今回のREGZA 55X930は良い買い物をしたと思っています。
また、もうしばらく使って気が付くことがあれば書き込みたいと思います。
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