ASUS RT-AC68U導入 Aiメッシュ構築

ASUS RT-AC68U導入 Aiメッシュ構築

先日、ASUSのルーターRT-AC86Uを購入しました。その電波の飛びには満足しています。

それでも無線LANを内蔵していない機器もあるので、それらはコンバータ経由でRT-AC86Uに接続する事になります。

RT-AC86U導入前は、このコンバータ機能と合わせて中継機としての機能をAterm1800HP3の一台に任せていました。これは現在でも同様でAtermをコンバータモードにしてRT-AC86Uに接続していて、近くの無線クライアントもこのAtermに接続しています。

これはこれで上手く繋がっていますが、この接続方法だとコンバータ配下の端末に対して、ルーター入れ替えの目的である各端末毎の帯域制御やQoS設定が出来ないのです。RT-AC86UにはAtermだけは見えますが、その配下の端末が見えない状態。今回の入れ替えの目的は半分しか果たさないので、他の方法を考えます。

AiMesh構築

ASUSにはAiMeshという機能があり、AiMesh対応のルーターを接続する事により中継機のように範囲を広げることが出来ます。これだと、一つの管理画面の中で中継機(ASUSではノードと言ってますが)に接続した子機も同時に管理出来るのではないかと考え、導入に踏み切りました。

ただし、AiMeshを使うにはどんなルーターでも良いわけではありません。まだまだメーカー間の敷居は高いようで、同一メーカーに限られるのと、ASUSの場合は対応している機種と対応していない機種があるようです。その中で、どこにでも置ける小さなLyraなんてモデルも良いなと思ったのですが、ちょっと仕様が中途半端なのと、LANポートが4つは欲しかったで見送り、RT-AC68Uの程度のよいものが中古で出ていたのでそれを購入しました。

数日後、クロネコさんで届いたRT-AC68Uは、念のため初期化をおこなった後、ネットワークへの組み込みを行います。

RT-AC68Uの画像

AiMesh構築手順

既存のネットワークへの組み込みは、親機のRT-AC86Uのメニューから全て行えます。
注意点として、この作業を無線を使って行う場合、一時的にRT-AC86UとRT-AC68Uを3m以内に近づけて実施する必要があります。

  1. RT-AC68Uの電源を入れて、電源ランプ、2.4G,5Gのランプが点灯するまで待ちます。
  2. 次に親機RT-AC86Uのメニュー左側から、ネットワークマップを選択、画面中央下にあるAiMeshノードボタンを押します。(これが無い場合は、ファーム更新が必要です)
  3. 画面右上の表示が「AiMeshノードを探す」パネルに切替るので、「検索」ボタンを押します。
  4. しばらくすると「RT-AC68U」が検出されてポップアップが表示されるので、「追加」ボタンを押します。
  5. ここからは自動で追加作業が始まり、しばらく待つと完了した旨のポップアップが表示されるので「OK」を押して設定は完了です。あとは、一旦電源を切って好きなところへ移動させてOKです。

そして、肝心の設定画面にRT-AC68Uに接続したクライアントの状態が表示され、現在の通信状態および、各種設定がメニューから可能となりました。

これによって、当初考えていた中継機接続のクライアントに対しても、必要に応じてQoSの制御が可能となりました。

今回少々、値段はかかりましたが自宅でのテレワークも安心してできる環境が構築出来ました。

設定でできることはまだまだ沢山あるので、機会を見て色々といじってみたいと思います。