ノリーズ ロードランナーVOICE ハードベイトSP HB760L

ノリーズ ロードランナーVOICE ハードベイトSP HB760L

16年ぶりに、釣り用のロッドを購入しました。

本当は、夏前に欲しかったのですが、悩んでいるうちに売り切れてしまって、ネットでも残ってるのは殆ど定価。 流石に定価では手が出せないので次回の出荷があるまで待っていました。

ロッド新調

大体、メーカーにしても、こういうものは常に作っているものでは無く、本数を決めて作って出荷、また次は数ヶ月先。といったパターンが多いのでは無いかと思います。 だから、機会を逃すと手に入れられるのは数ヶ月かかるものも多いものです。

夏前に入手し損ねたものが、第二弾なのだろうか、12月になってようやくまた出回って来た様でようやく手に入れることが出来ました。

ネットでは初回6月出荷とあったので、その第二弾が12月ということは半年に一回なのかな?

まぁ、どちらにしても憶測でしか無いので、何とも言えないところですけど。

ようやく

そんなこんなで手に入れることができた、この RoadRunner VOICE HARDBAIT SPECIAL、ショップで始めて触れた時にそのバランスの良さに驚きました。

ショップでふと手に取った時、『おっ!?』と。 このバランス、特に軽いわけでは無いと思う。バランサー付いてるし…勿論リールを取り付けた状態でないと正確にはわからないけど、『うん!?』と思えるこの感覚は大事で、リールを付けても大外しはしないと思う。

また、同時に置いてあった同じくVOICEのLTTもバランスでは素晴らしかった。今回は7ft以上のロッドが欲しかったので購入の対象にはならなかったが、また何れ欲しくなるのかも…

HB760Lの名板アップの画像

スペック

さて、このHB760L、その名の通り7ft6incとライトウェイトのルアーを扱える表示であり、今まで使用していたPalmsの名竿(と個人的には思っている)EVC-664とほぼ使用用途が被っている。最初に悩んでいると書いた、悩んでいた部分がここ。 私の場合、巻き物が好きなのでどうしても食い込みの良いロッドに行き着く。PalmsのEVCはそのためのVグラスであったのだが、このハードベイトSPECIALも同様に食い込みの良さとそのベントカーブを意識したものだと思う。

ルアーウェイトは1/4〜1/2とやや軽めの表示。メインに使用するルアーがその範囲+αの私にとってはまさにジャストフィット。 +αの部分で時折18,9グラムのプラグも使うが、ノリーズのホームページには、ディープクランクのフルキャストも可能とある。

ディープクランクとなるとルアー重量的には1/2ozではギリギリのはず。それでもフルキャストと書いてあるのは、重量のあるものは、バリアブルテーパーによるバット部の強さを生かしてキャスト&リトリーブするという事だろうと理解。

また、グリップエンドには3/8ozのバランサーを2個装着。使用するルアーに合わせて脱着可能。

最終的に、EVC-664の6ft6incと比較して、1ft長い事もあり、購入を決断しました😏

HB760Lのロッドエンドの画像

実釣(いや、実キャスト😅)

さて、いよいよ実釣です。

冬という事もありリアクション狙いのバイブレーションから開始。 推薦ルアーウェイトの10グラム。

ワクワクしながらの1投目から、自分の思っていた通りの感覚。

最初なのでいつもの1/3位の軽い力で、念のためブレーキもいつもより強めにしているにも拘らず、あれっ?結構飛ぶ? さらにスーっと伸びていくその感覚。フルキャストするよりずっと軽いキャストで楽々投げられるその感覚。 「感覚」ばかりで申し訳ないのだけれど、これはいい。 正直にそう思いました。

今までメインとしていた、Palms EDGEのVグラスは、グラスとしては軽く感度も良いロッドです。魚をかけた時のベントカーブも良くてバラしにくく、とても気に入って使っています。

キャストにおいてはVグラスと言ってもやはりグラス100%。飛距離を出そうとすれば、バットにしっかりとウェイトを乗せたキャストを要求されます。そしてバットに重量を乗せるためにはしっかりとしたバックスイングが必要となり、当然ながら自分の後ろにもロッドを振るだけのスペースが必要になります。 それがしっかりと決まった時の飛距離は素晴らしいものがあります。

が、その一方でルアーの弾道はやはり天ぷら、フライ気味で、風の影響を受けやすく風のある日は非常に投げづらい状態となります。 また、後ろにしっかりとスペースがとれない場所ではロッドを十分に曲げる事が出来ずまともなキャストが難しい状態となります。

それと比較して、このHB760Lはルアーウェイトにより様々なキャストが可能。ティップ部分を使った水面すれすれの投げ方も出来れば、しっかりバット部分に重量を乗せてのオーバーヘッドによるフルキャストも可能。重量とスイングスピードに応じた曲がり方を見せ、ルアーを直線的にライナーで運んでくれます。 これならば、多少の向かい風でも臆する事なくキャストできます。

リーリングでは、多少は持て余すかと思っていた7ft67incという長さですが、意外と操作はしやすく、むしろロッドによって障害物をかわす動作がしやすく、逆にメリット大だと感じました。

そしてもう一つ、ちゃんと考えてるな、と思ったのがテレスコピック構造。実は 購入前は、何これ、そんなのいらない、素直に1ピースでいい、と思っていたのですが…

最近、電車での移動が多い私。 そこで気がつくのは、電車のドア、駅の階段、エレベーターなど、意外と高さがないのです。 電車移動の経験がある方は分かるかと思いますが、電車内の高さは意外と低く、縮めた状態でも網棚の高さを超えます。

そんな時、ホント、テレスコでよかった!と思いました。

前面に出して宣伝されていませんが、あると無いとでは大違いの機能でした。

※因みに縮めた状態で、前述のEVCと同じ長さ。

要するに7ft6in→6ft6inになります。

HB760Lにカルカッタの画像

魚をかけると

さて、次は実際に魚をかけた場合ですが、50UPの魚でも自慢のバリアブルテーパーが大きい魚の急な突っ込みにも不安なく曲がってそのパワーを吸収してくれ、小さな魚でも十分に楽しませてくれる・・・ハズ💧です。

そうなんです、この日、本当にキャストが楽しくて、朝日が昇る前から1日中投げ続けたにもかかわらず、魚を手にすることは出来ませんでした😣

従いまして、『魚をかけてどうなのか?』については、次回以降インプレさせていただきます。

RoadRunner VOICE HARDBAIT SPECIAL でも、とっても良いロッドです。 とても気に入りました〜😙

以上、今回はここまでになります。