シマノ Antares アンタレス(初代)インプレッション

シマノ Antares アンタレス(初代)インプレッション

本日は所有しているリールのうち、シマノの初代アンタレスについて書いてみようと思います。

初代アンタレス、発売された当初、気にはなっていましたが、丸型リールが好きな私にはそれほど魅力的に映らず、直ぐに購入する事はありませんでした。

アンタレス 

しかし、釣り友が購入し使っているのを触らせてもらったところ、これはシマノ党の私としては一度は使っておかないといけないリールだなと勝手に判断し、即、購入に至りました😅

当時はリールとして、このピカピカボディーはどうなのかと思ったものの、実物を見たときのその重厚感と、細部にまで拘った機能、そして何か他と違う雰囲気に魅せられてしまいました。

それまでのカルカッタやメタニウム等がリールとしての性能を追い求めていたのに対して、

アンタレスはリールとしての機能の一級品、いや特級品を追い求めた上で、更には機能以外の部分、例えばメカニカルブレーキのカチカチ音は、当時村田さんによれば、ロレックスのベゼルの音を参考にしたとか、遠心ブレーキ収納部のフリップはただ単に開くだけではなくジンワリと開くとか、ベイトのドラグにクリック音を採用したのもシマノではアンタレスが初ではないでしょうか。

このように、機能面以外で人間の感性に訴える部分に関する拘りは、数えだしたらキリがありません。 持つ者を本気にさせてくれるリールだと思います。

初代アンタレスSVS側の画像

釣り再開と共に

そんな初代アンタレスですが、15年ぶりにバス釣りを再開するとあって、各部に注油しラインの巻き替えをするだけと言うメンテナンスとも言えないようなメンテナンスをした後に久しぶりに使用しました。

もう十数年間触っていないので、ちゃんと機能するかどうか、それよりも私の腕がベイトリールを覚えているかどうか心配でしたが、

そのキャストフィールは当時(の記憶)と全く変わる事無く、徐々に自身が感覚を戻すに従い、遠心、メカニカル共にブレーキを緩めていくと、フリーGスプールと銘打たれた軽量かつ精度の高いマグネシウム製スプールと相まって、着水する最後の最後の瞬間までラインを伸ばしていき、当時の感覚を取り戻すのにそれほど時間はかかりませんでした。

私の中で覚えていたアンタレスそのものの感覚でした。

 感性

初代アンタレス、十数年を経た今でも飛距離はそれなりに出る方だと思います。 ですが、単に飛距離のみを追い求めてる訳でなく、ただ自分の思い描くラインで思うように飛んでくれればそれで良い。 変なところでブレーキが掛かったり、逆に妙に頑張ったりしない。 そしてフルキャストすれば期待通りにラインを伸ばせる。自然が一番、と思わせてくれる、自分の感覚に一番近いリール。それが私の知っているアンタレス。

と改めて感じます。

初代アンタレス画像ハンドル側の画像

すいません… ちょっと、格好付けすぎました😅

インプレというインプレになってません。インプレはまた後日改めて書かせていただきます。

でも・・・ 正直、持つ喜び…そんな事を感じさせてくれるリールです。