大腸憩室炎2

大腸憩室炎2

前回は入院生活が始まったところまで書きました。

入院による治療中はずっと点滴を付けてはいるものの、特に制限事項もなく、かといってやることもなく、ただ本当にこのまま治るんだろうか・・とそんなことばかり気にして不安になってます。

実際の治療

治療としては、点滴で栄養と抗生剤(セフメタゾール)を打ちながら、ほぼ1日おきに血液検査をやっている。
検査のたびに、主治医の先生が結果を印刷して持ってきて説明してくれていたので、今も結果が手元にあり、白血球数と炎症反応(CRP)について忘れないように掲載しておこうと思う。

※ちなみに基準値は、白血球数4700〜9700μℓ, 炎症反応 ≦0.3mg/dlとのこと。

2018/11/27 白血球数 11900μℓ  炎症反応 7.26mg/dl

入院当日の値がこれ。1週間前にクリニックで検査した時は、白血球数は14000μℓだった。

抗生物質を1週間飲んだせいか、1週間前よりは下がっているものの、相変わらず高い。(だから入院したんですが・・)

翌11/28日には、夕方から熱が上がり始め38度を超えたので、点滴に解熱剤を入れてもらった。それにしても熱が上がると、気持ち的にもぐったりしてしまう。

2018/11/29 白血球数 12600μℓ  炎症反応 5.61mg/dl

1日おきの血液検査で白血球数は前回よりもなんと上がってしまった。毎日点滴しているものの、昨日も夕方から熱が出たので仕方ないとは思う。

採血は、朝一番の検温と一緒にやっている。 多分1,2時間後には結果が出てると思うのだが、結果を誰も教えてくれないのが、ちょっとストレス。先生は夕方〜夜に来ることが多く、それまでわからないというのもなんだか。数字だけ聞いたところで素人にはどうにもならないし、午前は先生も診察で忙しくしてるので仕方ないけど。

2018/12/1 白血球数 11300μℓ  炎症反応 5.16mg/dl

今日から12月。この日の検査結果は前回よりも若干改善。特に炎症反応は入院時よりも下がり始めていて、回復傾向にあると考えていいのだろうか。基準値を大きく超えている中で、上がった下がったと言っても意味があるのかどうなのか。何れにしても基準値にはまだまだ遠い。

それにしても、入院して5日。絶食は仕方ないが、絶飲はかなりきつい。喉が渇いたらうがいをしてごまかす日々。それだけ重症ということだろうか。今日は、着ているシャツがチクチクして体が痒くなるので、妻に新しいシャツを買ってきてくれるように頼んだ。何しろ、シャワーも入れないので。

2018/12/3 白血球数 10600μℓ  炎症反応 5.91mg/dl

この日は、午前中に先生が血液検査結果の説明に来てくれた。数値的にはほぼ変わらず。午後にもう一度、CTを取って状態を確認してみましょうとのこと。数字的にはほとんど変わってないが、お腹の中はどうなってるのか見てみようと言うことだと思う。そして、これだけ燻り続けていて変化の様子が無いようなら、外科的な事も考えたほうが良いとのこと。当初予定の2週間のうちの半分経つけど殆ど変化無いからなぁ。

実は入院初日に外科的な手術もあり得ると言われて、ずっと気になっていた。抗生剤で治ってしまう事もあるという言葉を頼りにしながら、ずっと数字を気にしていた。だからこの数日、なかなか回復傾向が見えて来ないことに非常にイライラしていた。熱も下がらないし。

CTは13時から30分程度で完了。この日は夕方に、妻が面会に来てくれた。そして、妻が帰宅し17時頃に、CTの結果を見た先生が再度来てくれた。やはりCTの結果も、血液検査と同様に入院時と変化無し。そのため外科の先生にも相談、現在外科の中でどうするべきかを検討中で、今日もしくは明日までにはどうするべきなのかを伝えてくれるとのこと。何とか手術は回避したいと思っているが、もし必要なら仕方ないか・・・という気持ちにもなる。

ドキドキしながら待つが、この日は外科の先生は来られず。

(つづきます)