ニコン 望遠Zoom FXレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II レビュー

ニコン 望遠Zoom FXレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II レビュー

NIKONの70-200mm F2.8Gを使用する機会がありましたので、使用感など書き留めておきます。

70-200mm F2.8Gは、これまでにも何度か使用した事がありますが、70-200というその焦点距離は特に体育館の中などで非常に使い勝手がよいレンズだと思います。

屋内での撮影

70mmという画角は、バスケットボール🏀をコートサイドで撮る場合、すぐ目の前を選手が横切ることはあたり前で、その場合は全身を入れるのは難しいです。

逆に相手コートからこちらにドリブルで上がってくる時や、ゴール下でのシュート、リバウンドなどは200mmの出番で、そのオートフォーカスの速さと相まってこのレンズの持ち味を存分に発揮してくれます。 体育館での撮影は自由に動き回るれることは稀なので、何処に陣取るか、どちらに向かって攻めるかによって、広角ズームのAF-S 24-70mmF2.8Gと使い分けると良いでしょう。

ただし、F2.8であっても選手の動きを止める程のSSを稼ぐには、増感は必須なので迷わずISOを上げて下さい。

屋外での撮影 

屋外での野球⚾️の撮影に関しても素早いオートフォーカスで選手の動きに同調し、投球やスイング等のシーンでもその明るさから動きを止めるSSの設定が可能で、万能なレンズです。またマウンドに立つ投手を解放近くで撮った場合には背景が綺麗にぼけ、投手が際立って非常に素晴らしい画が撮れます。

ただし、屋外スポーツにおいて焦点距離200mmと言うのは短く感じるケースもあり、1.4倍程度のテレコンが欲しくなる時があります。

もちろん、撮影場所によってはそれでも短く感じる場合もありますが、その場合はもうレンズで対応するよりはトリミングで対応したほうがお財布にも優しいかと思います。

描写

その他、このレンズに対する私なりの感想としては、

背景との距離を取ることにより非常に綺麗なボケが生まれますし、決まった時のその画の抜けの良さは非常に素晴らしいと思います。 絞り解放時の画はフワっとした画が出てくる場合もありますが、基本的にニコンのこのシリーズの持ち味の一つかと思います。キリっとした画が欲しい時は、少し絞ってあげる事によりこちらの期待に応えてくれますし、 ズームレンズとして素晴らしい画だと思います。

絞り解放で200mm近辺で若干周辺部分において減光が感じられましたが、それほど気になるものでは無いです。むしろ中央部を引き立てるように絞りによってコントロールするなど、作品作りの一つとして上手く使ってあげたら良いかなと思います。

私の場合はスポーツ撮影に使う事が多いので、あまり気にせず解放か一段絞った位で使います。

重量

重量はやはりそれなりに腕にきます。ズームリングが手前にあるので、それも影響しているでしょう。 ボディーとのバランス的には重量のあるD1桁機とのバランスが良さそうです。私は一桁機は持っていないので、D700+バッテリーパックとの組み合わせで使っていますが😅

ただ、撮影時以外でも大変重いのと、気を使うので、カメラバッグはリュックのようなタイプにするとか、考えたほうが良いかも知れません。

VR(手振れ補正)

VR2はよく効きます。文句はありません。👍

全体を通して

積極的に使いこなすことにより、スポーツ撮影に良し、風景にも良し、使い手に応えてくれるレンズだと感じました。 私は借りて使ってばかりなので使いこなせてませんが😲

昨年11月には、AF-S 70-200mm F/2.8E FL ED が発売になりました。

ズームリングの位置変更、最短撮影距離の短縮、Eレンズというところが特に気になるところですが、まだ身近に持っている人がいなくて試せていません💦

いつも人のを借りてばかりなので、これは自分で買って試したいところですが。。

ただし、新製品とは値段の差もあり、その差額でテレコンを購入すると言った選択肢もあります。

色々と悩ましいところですね。 近いうちにレビューを書けるように頑張ります😅