Buffalo WXR-1900DHP2の無線LAN設定で確認したい11のポイント
WXR-1900DHP2の購入に伴い色々と設定をいじったので、主に無線関連の設定について、私の設定を参考に書いておきます。
これから導入して設定される方、設定したけど速度がイマイチ、無線が切れる、という方のチェックポイントとして参考になれば幸いです。
使用周波数帯域の選択
一般に2.4G帯は障害物に強い反面、他の家電製品の影響を受けやすい。 5G帯は障害物に弱い反面、他の家電製品で競合する製品が無いため影響を受け難いと言われています。
部屋の構造で2.4Gを選ばなければ届かない、といった事がなければ、5Gを選択してよいと思います。 もちろん、子機も5Gに対応している必要があります。
設定画面では、それぞれを使う使わないが選択出来ます。 周りに古い無線LANの機種がある場合や、友人、知人などが訪ねて来て使う場合などには、2.4Gは有効にしておくと繋がりやすいでしょう。2.4Gにはほとんどの機種が対応しているからです。
うちでは、プリンタやDS等があるので2.4G、5Gともに有効です。
Top画面-「無線LAN」-「2.4GHz」,「5GHz」-「有効/無効」
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「2.4GHz」,「5GHz」-「有効/無効」
無線チャンネルの選択
隣り合った住宅で無くても、障害物の無い道路一本挟んだお宅との間位は無線の電波は飛びます。 飛ぶ分、当然その影響を受けやすくなるので、使用チャンネルは事前に必ず確認してなるべく重ならないチャンネルを選びます。 「自動」にしておくと空いてるチャンネルを勝手に選んでくれますが、他の人との兼ね合いなので、完全に重ならないのは無理かもしれません。 重なるチャンネルは、時間帯や曜日によっても違うと思いますので、時々、パフォーマンスが落ちるなと思ったら、時間帯や曜日をなるべく特定出来るようにメモしておくと、解決策が見える可能性があります。
また2.4Gと5Gでは、5Gの方がチャンネル数が多いため、その分重なる可能性も減ります。
うちの現在の設定は、
2.4G 4ch (+拡張8ch) 、5G 自動
2.4Gは周りのお宅で2.4Gが多いため、空いてそうなチャンネルを手動で選択しています。
Top画面-「無線LAN」-「2.4GHz」,「5GHz」-「チャンネル」
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」– 「2.4GHz」,「5GHz」-「チャンネル」
帯域(倍速モード)
11nや11acでは、複数のチャンネルをまとめて使う事が出来ます。 ここではその帯域幅の設定をします。
沢山のチャンネルを使った方が転送可能データ量は多くなりますが、チャンネルが重なる事も多くなります。
繋がるけど安定しないなと思ったら、無理をせず帯域を減らしてみるのも手です。
2.4Gでは、20MHzもしくは、40MHz(600Mbps)。
5Gでは、20MHz、40MHzに加えて、80MHz(1300Mbps)まで選択できます。
また当然ですが、親機子機両方で対応している最大帯域までしか使えません。従ってこのメニューは使用する最大帯域幅を選ぶ事になります。
私の現在の設定は、2.4Gが600Mbps、5Gが1300Mbpsとしています。
なお、WXR-1900DHP2の「1900」は、この600(Mbps)+1300(Mbps)の足し算ですね。
Top画面-「無線LAN」-「2.4GHz」,「5GHz」-「帯域」
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「2.4GHz」,「5GHz」-「帯域」
干渉波自動回避
「無線チャンネル」で「自動」を選択した時のみ、メニューが現れます。
「強い干渉を受けた時のみ回避する」「常に回避する」「無効」の中から選択します。
前半の二つは、少しでも干渉を受けたら回避するか、通信出来なくなるまで粘ってから回避動作をするかの違いです。
どちらも動作時には一度切断が伴うようです。 ログを確認したところ、一度切断されてから接続されるまで7秒程度かかっていました(もちろん、帯域やチャンネル数により変わると思います)。 私はその切り替えの7秒間と干渉が勝手に終わる事を天秤にかけ、「自動回避」は以下のように設定しています。
2.4G 「無効」
5G 「強い干渉を受けた時のみ回避する」
2.4Gは電子レンジなどの干渉を受けやすいが切れて欲しくない。
5Gも切れて欲しく無いが、他の干渉は受けにくいだろう。と考えました。
が、今これを書きながら、5Gも「無効」で良いんじゃ無いかと思っています。
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「2.4GHz」,「5GHz」-「干渉波自動回避」
基本設定はここまでで、次に拡張設定になります。
802.11n プロテクション
説明では、
802.11nと802.11acが混在しているとき、802.11nプロテクションを有効にすると、機器間の電波の干渉を緩和し、通信速度が向上する場合があります。
との事ですが、802.11nと802.11acで干渉したことが無い為、オフのままです。 デフォルトではオフです。
その後、見直して今はオンで使用しています。
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「2.4GHz」,「5GHz」-「802.11nプロテクション」
送信出力
デフォルトでは100%ですが、何故か電波が弱いなと思われる方は、念のため確認したほうが。。 その%に比例して電波出力も弱くなるようです。 弱める必要もないので100%で使用しています。
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「2.4GHz」,「5GHz」-「送信出力」
ビームフォーミングEX
理屈がイマイチ理解できないのですが、うちはiPhoneが多いのでオンで使用しています。 同じ部屋にあるiPhone6sとandroid端末(どちらも11ac対応)で転送速度が倍くらい違うので、効果があるのかなと思っています。
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「2.4GHz」,「5GHz」-「ビームフォーミングEX」
バンドステアリング
その周波数帯の混雑状況により、混雑している帯域の端末を混雑していない帯域に自動で接続し直す機能です。 理屈はわかりますが、それほどのデータ量を必要としていないので、無駄な切り替えをされる方がマイナスなのでオフにしています。
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「バンドステアリング」
リンクレート確認画面
親機と子機間の転送速度がリアルタイムに確認出来ます。 が、当然通信中に確認する必要があります。
Top画面-「デバイスコントロール」-「リンクレート確認画面」
無線端末一覧
現在および過去に無線で接続された端末を一覧で見ることができます。
主に、対応無線規格(11ac,11n,11a対応や、ビームフォーミング対応等)や現在の電波強度、MACアドレス、接続周波数帯(2.4Gor5G)、バンドステアリング状況が表示されます。
また、各デバイスはMACアドレスで識別することになりますが、それぞれに名称を付けることが出来るので、私は付けています。
全ての接続無線機器の電波強度が確認出来るので、非常に便利に使えます。
しかし、何故かバンドステアリングの確認画面の下にあるので見つけづらく、気が付いていない方もいるのではないでしょうか。
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「バンドステアリング」-「混雑状況チェック」-「無線端末一覧」
中継器モニター・Smart ExRate機能
中継機を導入している場合、親機と中継機間のリンク速度が表示されます。
また、Smart ExRate機能を設定する事が出来ます。
Smart ExRate機能 親機と中継機との通信が安定するように、無線の通信速度を自動で調整します。中継機を経由して動画のストリーミング再生などを行ったときに、頻繁にノイズが発生する場合などに有効にしてください。
とのことですが、今のところノイズは発生していないようなので、私は設定していません。
Top画面-「詳細設定」-「無線設定」-「中継機モニター」
今回は無線関係に特化して、私の試した設定を書いてみましたが、試行錯誤でやっていますので、間違い等あるかも知れません。ご了承くださいね。
バッファローの設定メニューはよく使われるであろう簡易メニューと、詳細に設定出来る詳細メニューに分かれているのですが、簡易メニューの中から詳細メニューを呼び出せるようにするためか、結局は同じ箇所を呼ぶような作りになっており、それが却ってメニュー構造を複雑にしており、ちょっと分かりづらいと感じます。この記事の上の方の「帯域」設定などにアクセスするルートが2つあるのはそのためです。 ユーザー目線にたって、もう少し洗練されてくると良いと思います。
その他の機能については、またの機会に書いてみたいと思います。
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