Wi-Fiエリアを拡大 無線LAN中継機WEX−1166DHPで高速通信

Wi-Fiエリアを拡大 無線LAN中継機WEX−1166DHPで高速通信

新年あけましておめでとうございます。

昨年後半より開始したブログも新たな年を迎え、頑張って書いていきますので今年もよろしくお願いいたします。

さて新年初めは、年末にせっかく無線LANの中継機を購入したので、買いました、繋がりました・・では面白くないので、WEX−1166DHPについての使用感等を書いておきます。

なお、親機はWXR-1900DHP2です。

設定

WEX−1166DHPを親機WXR-1900DHP2に接続する方法については、以前記事で書きましたのでここでは省略します。 AOSSボタンにより自動で設定することも、設定画面のIPアドレスを指定して手動で設定することも可能です。 また、PCからの設定はもちろん、スマホの専用アプリ(StationRadar)からもbuffaloの親機、中継機を設定することが可能でした。

SSID

まず中継機を使用するにあたって、メーカの指定通りに設定をすると親機と同じSSIDが割り振られます。 そのため、子機側(PCやスマホ等)では特に設定の変更は必要なく、そのまま使用出来ました。
ですが、それは逆に言うと親機に繋いでいるのか、中継機に繋がっているのかわかりにくいということでもあります。 そのため明示的に中継機に繋ぎたい時のために、中継機用のSSIDも用意されています。 必ず中継機に繋ぎたい場合には、この中継機用のSSIDを指定しなさい、と言うことのようです。

設置

コンセントに直刺しが可能なデザインになっていて、2連のコンセントでも下側に取り付ける事により、上側のコンセントを塞ぐ事の無いような設計になっています。 また、コンセントに直差しせずに立てて使用することも可能で、その場合に使用するスタンド及び延長コードもしっかりと付属しています。(かなりしっかりしたものが付属しています。 親機のACアダプタより断然立派😅)

実際の電波状況について

私の場合、リビングのBDレコーダーと他の部屋のテレビをDLNAで接続して途切れることなく再生出来ることが目的でした。 そのため試行錯誤し、80平米のマンションの真ん中辺りに位置する部屋に親機、端にあるリビングに中継機を設置しそこへレコーダーを接続する事にしました。 その結果、リビングから一番遠いところにある子ども部屋まで全てにおいて11acにおける非常に安定した通信環境が実現できました。(いずれの部屋でも300Mbps以上で接続。StationRadarにて確認)

中継機設定画面

親機・中継機の切り替えについて

ひとつ注意が必要なのは、親機と中継機のカバー範囲が重なるエリアについて、電波の強いほうへ自動的に切り替えてくれるものでは無いようです。 例えばスマホやタブレット等の移動が容易な端末で、親機の電波が強いエリアから中継機の電波が強いエリアに移動したとしても勝手には切り替わりませんでした。親機からの電波が弱くても(速度が遅い)繋がっていれば、親機との接続は保持されたままで、親機との接続が切断されるまで弱くなり、一度切断され再度接続する際に電波の強い方へつなぐことになるようです。よって、必ず一回は切断されることになるので注意が必要です。(その時にDLNAで視聴していれば一回途切れることになりますし、切断されない限り速度が遅くても親機と接続されたままになります)

外観・その他

使用に際して現在の親機との接続状態および、子機の使用状況を前面のLEDにて確認することが可能です。 また寝室等において、これらの点灯が邪魔と感じる場合には、消灯することも可能です。

PCの設定画面およびスマホの設定画面からは親機または中継機との接続状況を確認することが可能です。 特にスマホアプリのstationradarを利用すると、実際に子機を使用する各ポイントへ移動して親機へ繋がるのか、中継機へ繋がるのか、またその時の速度はどの程度なのかを確認できるので非常に便利です。これはまた、中継機を色々と移動してみて、どこへ設置するのが良いかを確認するのにも非常に便利なものだな、と感じました。

まとめ

正直、親機を購入した際にはそのアンテナ形状にかなりの期待を抱き、それ一台で全ての部屋を網羅出来るかもと思いました。 これはこれで間違いではなく、PCやスマホの通常利用においてはカバー可能でした。(スマホは11acおよび11n5G、PCは11n5G)

しかし、一つだけ想定外のことがあり(実はこれが一番改善したかったことなのですが)、レコーダーとテレビ間のDLNA接続(11n2.4G)がこれまでよりもかなり不安定になってしまいました。

いま考えれば、転送データ量的にはPCやスマホなどより要求レベルが高いにも関わらず、速度面や干渉面で一番不利な11n2.4Gでの接続をしていたので一番厳しかったのですが、前機種(TimeCapsule)より不安定になってしまいました。 そして、色々と試した結果として、転送量や干渉を考えると11nの2.4Gでは限界であろうとの結論に達し、スマホで好結果が出ていた11acでの接続に可能性を見出しWEX-1166DHPの導入に至りました。

その結果は、前回の記事で書いた通り非常に満足の行くものでした。

WEX-1166DHPは、親機より中継機のほうが電波強いのでは😅と思うほど、親機との通信、子機との通信ともに非常に早い通信速度で通信出来ています。 また、LEDの消灯やコンセントを無駄にしない設計など、ユーザへの心配りが感じられ非常に好感が持てました。

以上、これから中継機の導入を考えている方々の参考になれば幸いです。