アイスバーンの雪道 スタッドレスタイヤに加えてタイヤチェーンを
- 2017.01.21
- 車
スタッドレスタイヤは非常に便利です。
雪道でも履き替える事なく、そのまま走行可能だし夏タイヤと同じ感覚で乗れます。
ただし、やはり夏タイヤより乾燥した路面でのグリップはどうしても低くなるので、その事を頭に入れて運転しましょう。
新雪、圧雪路ではスタッドレスタイヤは非常に有効ですが、アイスバーン状態になっている路面ではスリップしますし、豪雪による深い雪ではタイヤが浮いて接地せずに立往生などと言う事も考えられますので、過信は禁物です。
スタッドレスタイヤ
最近のスタッドレスタイヤはメーカーの研究の成果でアイスバーンにも強くなって来ています。 メーカーのCM等見ても凍結路での開発・試験に力を入れているのがわかります。そんなメーカーの努力もありスタッドレスタイヤ出始めの頃より凍結路面に対する性能はグッと上がっているのは確かだと思います。
が、そこはやはりスタッド『レス』。
限界はあります。アイスバーンに対して昔のスパイクタイヤの様にはいきません。新雪だと思っていても、その下はアイスバーンになっているなんて事はよくある事です。
そんなアイスバーンが出て来ないように、雪道の基本である急発進、急ブレーキは避けて、必要以上に雪を掘らない様に、優しく走りましょう。
相手は自然です。いつ何があるかわかりません。 前回大丈夫だったからと言って、今回も大丈夫という保証はありません。
4WDも雪道を登る事は強くても、下り坂には関係ありません。(エンブレには多少関係ありますが) やはり万全の体制で備えておきたいものです。
チェーンは常備
スタッドレスタイヤだけでは太刀打ち出来ない。 特に以下のような場合、
- 不覚にもスタックしてしまった時
- アイスバーン続きの峠の下り坂など
そんな時はやはり基本に戻ってチェーンの出番になります。 ただし、チェーンも色んな種類があり値段も様々です。
スタッドレスタイヤを履いていて、保険としてチェーンを持って行く場合は、通常の金属チェーンか良いかと思います。
スタッドレスタイヤで歯が立たなくなった時に緊急的に使うので、乗りごごちや装着性等は二の次で、アイスバーンによく効いて、価格も非金属に比べて安い金属製が選択しやすいでしょう。
選択の際に注意する点として、二点ほど。
- 金属チェーンの形状に注意しましょう
- サイズの選択に注意しましょう。
金属でもハシゴ型は安いのですが、その名の通り、横滑り方向には鎖が無いので横方向には滑ります。スタックした時の脱出には十分使えますが、峠の下り坂では怖いです。ちょっと価格が高くなりますが、亀甲型と呼ばれるものが安心出来るでしょう。
二つ目に、夏タイヤとスタッドレスタイヤの外径は、同じサイズ表記でもミリ単位まで完全には同じではありません。若干ですがスタッドレスタイヤのほうが外径が大きくなっているものもあります。
勿論チェーンメーカーもそんな事は承知していてギリギリでは作っていないでしょう。ましてや金属チェーンですから。(チェーンによってはスタッドレスタイヤにも対応と書いてある物もあります)
ですが、購入後には必ず装着してみて問題が無いかを確認するとともに、装着の仕方に慣れておくと良いでしょう。
現場で雪の降る中、しかも夜…なんて事を想定して慣れて置いて下さい。
以上のように、便利なスタッドレスタイヤには弱点もあります。 それをタイヤだけで何とかしようとするのではなく、チェーンという別のものを用意し弱点を補ってあげることで、安心して雪のあるところに行けるようになります。
雪道のドライブは楽しいです☺️
ですが、自然が相手なだけに考えられるリスクを事前に想定し、その対処を考えておくことも必要です。また、チェーンを巻く判断は早めにする事もお忘れなく。
そうした準備上で、道具だけに頼ること無く、運転する側でも配慮しながら楽しみたいものですね。
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