ユピテル レーダー探知機 SUPERCAT W51

ユピテル レーダー探知機 SUPERCAT W51

先日、ユピテルのレーダー探知機を購入しました。

これまでは、COMTECのzero330vという物を使用していて、データの無料更新が大きな魅力でした。

それが1年前ほどからスピーカーがビリビリとビビりだし、ついには音が鳴らなくなりました。画面は問題無いものの、やはり音がないとイザという時に気が付きにくい。さらには、古い機種(2010年)のためデータ更新が終わってしまって、今後新しいデータは手に入らないと言う事もあり、買い替えを決意しました。(ちょっと大げさ😏)

次機種

そして、次の機種をどうするかを考えたところ、

 ・COMTECの無料更新は非常に魅力

だが、その一方で、

 ・特にこだわりはないが、次は別メーカのものも使ってみたい

と言う思いもあります。具体的には、ネットでの口コミなどにより、誤報が少ないと言う口コミも多いユピテルの物を使ってみたいと思いました。

その場合、COMTECはデータ無料更新であり、ユピテルは有料。ユピテルのほうは本体価格以外にデータ更新料を込みで考える必要があります。

そのデータ更新は、これまでの実績を考えると夏と冬に遠出の前にする程度で年2回ほど。ユピテルは、1年間更新し放題のプラン(4860円)に加えて、35日間有効なプラン(972円)があり、こちらだと2ヶ月分のデータが972円で更新可能。

これが年2回だと1944円だが、同額がポイントとして還元される。 このポイントはデータ更新には使用できないが、次機種のオンラインショップでの購入に使用出来るとのこと。データ更新無料ではないが、うまく考えたものだと感心します。 まぁ、レーダー探知機はそうそう買い替えないと思うが、最近多いドラレコ位は買うかも知れない。(ただし、HPを見る限り、ほとんどのレーダー探知機、ドラレコや衝突警報システムはポイント利用は上限1000円までという制限あり。制限無いのはオプションのケーブル位だが、たまったポイントで何を買えと?)

まぁ、その辺は後で考えるか・・と、自分を納得させてユピテルの機種を買うことに決めました。

YUPITERU W51

W51はWeb限定モデルです。 ベースモデルは同社のGWR403sdだと思います。そのベースモデルに対して、

  • 無線14バンド受信機能
  • 取扱説明書

を削除し、価格を抑えた廉価版になっています。

無線の受信機能は、以前使用していたモデルに付いていましたが、『走行中に無線の内容を聞いてどーする?』と感じていたので、むしろ無くてよかった。デジタル無線は何を言ってるよくわからないし。 また、取説はネットからダウンロード出来るのでこちらは問題なし。(ただし、内容については少々問題が・・後述)

それ以外は、上位モデルと同一のためお得に感じて、この機種に決めました。価格は今これを書いている時点でAmazonで確認しても、5000円ほど安価になっています。

決まってしまえば、そこからは早い😅。 すぐに注文⇨翌日到着。

パッケージは⬇️のような非常にシンプルなもので送られてきます。

SUPERCAT-W51の画像

OBD2接続

さて、実際に車に搭載するにあたり、電源をどうするかですが、私は車の各種情報を見てみたかったため、接続はOBD2にて接続しました。 先ほどの浮いた5000円でOBD2コネクタを購入した計算になります。

これを使えば、水温やエンジン回転数等お馴染みのものだけではなく、スロットル開度や点火時期、ブースト圧など、車両の各種情報を見ることが出来ると共に、電源もとれるため非常に便利です。

以前の車やレーダー探知機がOBD2に対応していなかったため、今回絶対に使ってみたい機能でした。

これらの表示は、待ち受け画面に表示されます。また、表示項目やレイアウトはいくつかのパターンの中から選択することができます。

私は、追加メータ類が好きなので、なるべく追加メータ風にするために3種類程度を表示させるようにしています。もっと、多く表示させることも可能ですが、W51の3.6インチ液晶では小さくなりすぎるのでやめています。

W51の機能について

今時のレーダー探知機は、基本機能は完成の域に達していると思います。

さらに私は8年ぶりの購入とあって、レーダー探知の機能の優劣は比べようがありません。おそらく必要な警告は必要な時にされるであろうと思っています。

あとは、細かい部分が自分の好みに合うかどうかだと思います。現在のGPSレーダー&液晶表示になって、液晶の無かった時代のものに比べると、各機能を細かくON/OFF出来るようになっており、かなり自分の好みに近づけることが出来るようになっていると思います。

それでも、警告画面の基本レイアウトは変えようが無いですし、待ち受け画面も数パターンの中から選択になるのでそれが自分に合うかどうか。。

この辺りは事前チェックが難しく、ある意味使ってみるまでのお楽しみのような部分でもあります。

上でも述べたように、レーダーを探知するという基本的な機能についてはこの製品を信頼しています。その上で、敢えて私がW51を使って気になった点をあげると、

  1.  画面への表示項目が多く、理解するのにちょっと時間がかかる
  2.  取扱説明書がちょっと・・・
  3.  レーダー探知機と関係の無い時報(毎時)や長時間運転警告等がOFFに出来ない

の3点でしょうか。

1.は、情報は少ないよりは多い方が良いでしょうが、一瞬で判断するのに情報が多すぎるとどこを見てよいのか迷ってしまう。高速道路のように何キロも先から警告してくれるなら余裕もありますが。 『何百メートル先注意しろ』と全面に出してくれたほうが余程わかりやすい。W51には、ノーマルモード、オールオンモード、マニュアルモードと3つのモードがあるが、シンプルモードなんていうのがあってもいいかも。

それと、右下に表示されるメッセージウィンドウ。レーダー波をキャッチした場合は赤色で表示され、レーダー派の強弱によりレベルが1〜5までの5段階で表示される。

この赤色表示の場合はよいが、それ以外に黄色、青色、緑色とあり、特に黄色の警告の場合が紛らわしいです。

黄色は取り締りエリアと言う警告で、速度や一時停止、シートベルトなど『よく取り締まりをやってるよ』と言う単なる警告ですが、レーダー波をキャッチしたわけでもないのに、これにレベルが出るのはどういうわけ?

取扱説明書をよ〜く読むと、取り締まりの頻度によりレベルを表示しているとのこと。だが、赤色表示のレーダー波受信の時、レーダー波の強弱で同じ『レベル』という表示を使っており、非常に紛らわしいです。 取り締まりエリアなだけに、レーダー波をキャッチしたのか?と勘違いしてしまいそうになります。 レベルではなく、素直に日本語で『頻度』と書いたほうがわかりやすいのではないでしょうか。 まぁ、この辺りは慣れと共に解決するかも知れませんが。

でも、慣れるほど警告ってそう頻繁には出ないし・・微妙なところです。

2.は、上記のような状況は本来は取扱説明書で事前に頭にインプットすることでフォロー出来ると思うのですが、ちょっとそこまで取扱説明書が出来上がっていない気がします。 ぜひ取扱説明書の充実をお願いしたいです。

この取扱説明書、100ページ以上のボリュームですが、付加的な機能や脇見運転防止装置等の説明、SDカードのPCへの接続方法等に半分以上のページを割いており、警報画面、内容に関する説明は全体の1割程度ではないでしょうか。もっとレーダー探知機の基本的な部分や見方の説明をしっかりと載せて欲しいと思います。 メーカー側で想定した使い方というものがあると思うので。

3.に関しては、レーダーの探知と直接関係の無い項目をOFFに出来ないのは、どういう考えからなのか? 同様の機能はカーナビにも付いておりどの程度の人が必要としているのか。レーダー探知機にこの機能を求めている人は少ないのでは無いか? という疑問があります。

総務省によれば26年度のカーナビの普及率は7割程度とのこと。4年前のデータなので、現在はもっと普及していると思います。 そんな中で、これらの機能が重複して付いているのは構いませんが、OFFには出来るべきだと思います。

以上のことは、多分に私の慣れの問題でそのうち慣れるかと思いますが、メインである警報に関しては誤報が少ないなど評判が良いだけに、このような点で印象がマイナスになってしまうのはもったいない気がします。 いずれもソフトの変更で対応出来そうな(わかりませんが)気がしますので、出来ればファームバージョンアップ等で改善してほしいと思います。

最後に

W51は購入したばかりで、現時点で買い替えは考えていませんし、OBD2接続でしばらく楽しもうと思っています。 そして、取り締まり方法も変化してきている中で、探知機も探知機としてよりも、OBD2を使ったりして車両情報表示やその他機能のほうに力を入れてきているのかも・・と思ったりもします。